[さくら歯科クリニック]大分市の一般歯科、小児歯科、口腔外科

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口腔外バキュームを設置しました

2017-10-26

当院では、この度「歯科外来診療環境体制加算」の施設基準の届け出を行いました。

開院当初から、当院では滅菌にこだわり、一度患者様に使用したものは全て滅菌を行ってきました。

耐熱性のある器具、ハンドピース等は全て高圧蒸気滅菌を行い、プラスチック製品などの熱に耐えられない器具は化学滅菌を行っております。高圧蒸気滅菌器は2台準備し、1日中滅菌器が稼働している状態です。開業して1年ちょっとですが、滅菌のかけすぎで、すでに修理に出しているハンドピースもあるくらいです。(135度の高温高圧の蒸気を使って滅菌するので、どうしても劣化が早まってしまいます。)

しかし、歯科外来診療環境体制加算の届け出はしておりませんでした。

それは、今回導入した「口腔外バキューム」という、吸引装置がなかったためです。

口腔外バキュームとは、患者様の口の外にある大きな吸引装置(掃除機のようなもの)で、各診療室に備え付けのものと、移動式のものがあります。移動式のものを一台購入して、必要な時に移動させて使用している歯科医院さんも多いのですが、私はどうしても各診療室に一つずつ備え付けのものが欲しく、数百万の設備投資が必要になるため、これまで購入を我慢していました。もちろん、移動式の口腔外バキュームをきちんと使っている先生もいらっしゃるのですが、私のこれまでの経験上、移動式は安くて買いやすいけれど、移動させるのが重たいので面倒でだんだん使わなくなることも多かったこと、私だけ使っていても意味がなく、歯科衛生士の歯石とりの時にも使うべきであることから、すべての診療室に備えつけたいと以前より考えていました。(この歯科外来診療環境体制加算の届け出をしたいだけなら数十万の移動式のものを一台買うだけで申請はできます。)

この、念願の口腔外バキュームが昨日、やっと設置されました!

これは、患者さんにとっても、私たちスタッフにとってもとても嬉しいことです。

東京技研さんのHPに口腔外バキュームの使用・不使用の違いの動画がUPされていたので、許可をいただいて当院のブログ・HPに掲載させていただきました。

 

 

当院が口腔外バキュームを設置した理由は、もちろん院内感染の予防のためです。

歯を削る時等に一般的な歯垢菌だけでなく、肝炎ウィルスやヘルペスウィルスが1ミクロン以下の粉塵・粉滴に付着し診療室内を汚染します。口の中に入れるバキュームは診療時に発生する比較的大きな粉塵・粉滴の70~80%を除去しますが、残る20~30%の切削片はすべて2ミクロン以下の粉塵・粉滴となって診療室内を汚染するそうです。そのため、診療台や椅子等も一人の治療が終わるごとに全て拭き上げて感染症対策に取り組んできました。しかし、口腔外バキュームを使用すると、その99%以上を取り除けるとのこと!これはすごいですよね。

それは、もちろん第一は患者さんのためですが、もう一つ、スタッフの身を守るためでもあります。削っていると、口腔内のバキュームを使用していても金属や削りカスが本当に遠くまで飛んでいるのが現状で、私が使用している拡大鏡は、1日使うとものすごく汚れています。それだけ私たちスタッフの顔にも飛んできているのです。その粉塵・粉滴を口腔内、口腔外のダブルのバキュームで吸い取って、スタッフの身を守りたいという理由もあります。

当院は滅菌、感染管理、医療安全管理をしっかり行っておりますし、今後もハード面、ソフト面ともに充実させていく予定です。

何かご質問等あれば、私やスタッフに直接質問してみてくださいね。

 

 

 

 

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