当院のデータ容量が1.2TBを超えました! 写真に換算すると12万枚分!
定期検診での写真撮影について
当院に定期検診で通ってくださる患者様の中には、
「毎回、どうしてこんなに写真を撮るんだろう?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
あるいは、「特に変わっていないのに、また写真?ちょっと面倒だな」と感じる方もいるかもしれませんね。
ですが、実は毎回の写真撮影にはしっかりとした理由があり、無駄なことは一つもありません。
これまで撮影してきたお口の写真、レントゲン、CTなどのデータは、患者様にとっても、診療を行う私たちにとっても、かけがえのない「財産」なのです。
使用しているカメラについて
当院では、2台の歯科専用カメラを使用しています。
どちらも一眼レフカメラで、非常に高精度な撮影が可能です。
ピントが合う距離もあらかじめ決まっており、どの写真も常に同じ倍率・同じ距離で撮影されています。
細かな設定もすべて統一しているため、
半年前、3年前、5年前の写真と、今回撮影した写真を正確に比較できるのです。
たとえば、お子さんの場合は、歯並びや成長の経過を確認できますし、ブラッシングがきちんとできているかどうかの判断材料にもなります。
成人の方では、以前は異常がなかった場所が虫歯になっていないか、歯ぐきの状態が改善しているか悪化しているか、プラークの量の変化などを把握できます。
また、歯が欠けた際も、以前の写真を見ればもとの形を確認でき、治療に活かすことが可能になります。
カルテに「歯が欠けた」「ここを治療した」「腫れていた」と記録があっても、写真がなければ、その範囲や変化の詳細までは分かりにくいものです。
視覚的な情報を残しておくことは、それほど重要な意味を持っています。
データの保管について
当院で撮影した写真やレントゲン、CTのデータは、すべて信頼できるメーカーのデータセンターに保管されています。
院内のパソコンに取り込んだデータは、暗号化・秘密分散処理を行ったうえで、データセンターに送信され、厳重に管理されています。
個人情報である写真データやレントゲン・CTデータという大切な情報を外部の安全な場所に保管しておくことで、
万が一、災害などで院内のパソコンが使えなくなったとしても、データが失われることはありません。
日々の診療では、このデータセンターから患者様の情報を取り出して、いつでも過去の記録を参照できる体制を整えています。
データ容量について
これまで当院では1TBの容量で契約していましたが、データが1.2TBを超えたため、容量の追加契約を行いました。
1.2TBというと、一眼レフで撮った写真に換算すると約12万枚分に相当するそうです。
CTのデータも含まれているため、実際の写真枚数はそこまでは多くはありませんが、それでもこれまでに膨大な量の記録を残してきたことになります。
この貴重な情報を活用しながら、今後も質の高い診療を提供してまいります。
「かかりつけ医」を持つことの大切さ
患者様にとって本当に適した治療を提案するためには、これまでの経過をしっかりと把握することが欠かせません。
だからこそ、継続して診させていただける「かかりつけ医」の存在がとても大切なのです。
ご不明な点やご不安なことがあれば、いつでもスタッフにお声かけください。
皆様のお口の健康を、これからも一緒に守っていければと思っております。