勉強月間
6月、7月は勉強月間です。
毎週、いろんなセミナー等に参加しているのでご紹介したいと思います。
6月5日(月)光学印象について(ホルトホール)
光学印象とは、従来の型取りの材料(寒天やシリコン、アルジネートなどの材料)を使わず、デジタルスキャンをすることで模型データを作り、3Dプリンターで模型を作る、最先端の型取り方法です。データをメールで送ることができるので時短にもなりますし、型取りをすることで嘔吐反射のある患者様にとっては少し楽になるのではないかと期待できます。大変興味深いセミナーでしたが、まだ精度が少し甘いのではないかという懸念もあるため、もう少し今後の動向を見ていきたいと思っています。
6月18日(日) FCDCアドバンス(福岡)
毎月、日本全国から勉強熱心な先生方が集まり、それぞれ症例を持ち寄って、症例検討会を行っています。治療計画をどう立てるのか、将来的にやり直しの少ない、長持ちする治療をするためにはどうするか・・・等、様々なことを学んでいます。業者さんから新製品の紹介を受けることもあります。
6月24日(土)25日(日)『箸の文化』に適応した総義歯セミナー(福岡)
以前、歯科技工士向けの同様のセミナーに参加しましたが、今回は医師向けのセミナーでした。前歯でも噛める入れ歯を目指して、調整方法等を実技を交えて学びました。この調整法はすべての患者様に適応できるわけではありませんが、悪い方向にはならない、患者満足度を上げることのできる方法だと思っています。
6月26日 FOSC(矯正のスタディグループ)
当院は矯正治療は行っておりません。矯正は片手間でできる仕事ではないからです。矯正は、顎関節や噛み合わせを熟知した矯正の専門医が行うべきだと考えています。ただし、しないからといって知識がないのでは、患者様に説明もできません。私は毎月、矯正の専門医の先生方とともに矯正についての勉強も行っています。
6月28日(水)北浜社中 リグロスの紹介セミナー(別府)
リグロスとは、組換え型ヒトbFGF(塩基性線維芽細胞成長因子)を有効成分とする世界初の歯周組織再生医薬品薬剤です。
歯周病は進行すると、歯を支えている歯槽骨などの歯周組織が徐々に破壊され、これを放置すると最終的には抜歯に至る恐ろしい病気です。進行した歯周病には、歯周組織の破壊を阻止するためにフラップ手術という手術を行うことがあります。その際、このリグロスを骨がなくなってしまった部分に塗ることで、骨の増加など、歯周組織再生に対する有効性・安全性が確認されております。
リグロスは当院でも導入予定にしております。ただし、保険診療で使用する場合にはいろいろと保険診療上の制約があるので、適応になる方は限られていると思います。保険外であればどなたでも使用できます。
7月2日(日)FCDCアドバンス(福岡)
今回は私が発表の担当でした。噛み合わせが悪く理想は矯正をしたほうがいいけど、患者様がそれを望まれない場合、噛み合わせが悪いままインプラントを打って将来的なリスクはどのくらいあるかなど、細かい相談もできるため、とても勉強になっています。
それにしてもこの1ヶ月、1日も休みがありません・・・
さすがに疲れがたまっていますが・・・でも勉強しに行ったら、やはり楽しいし、新しい発見があり、行ってよかったなぁと思うんですよね(笑)
医療は日進月歩。医療従事者は一生勉強しなければなりません。いろんなセミナーや学会に積極的に参加して、患者様に還元できればと思っています。
ちなみに今後の予定
7月15日(土)午後 インプラントライブオペ手伝いとスタッフ研修(別府)
7月29日(土)30日(日)義歯の研修会(福岡)
また内容についてはご紹介しますね。