[さくら歯科クリニック]大分市の一般歯科、小児歯科、口腔外科

大分市南大分に開院します【さくら歯科クリニック】です。歯周病、むし歯、根管治療、抜歯、入れ歯、小児歯科、予防歯科、口腔外科、インプラント、審美・ホワイトニング、顎関節症、歯ぎしり・食いしばり、矯正紹介、スポーツ用マウスガードなど、歯の事ならお気軽にご相談下さい

小児歯科


マイナス1歳からのむし歯予防

さくら歯科クリニックでは、お子様のむし歯ゼロを目標に、「さくらんぼクラブ」への入会を勧めています。
子どもたちは自分で自分の歯を守ることができません。子どもの歯を守るのは、保護者や私たち歯科スタッフの努めです。

「乳歯はどうせ生え変わるからむし歯になってもいいや、永久歯は気を付けよう」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
一度むし歯になってしまうと、その歯が元通りにならないだけでなく、状態によっては永久歯に影響を及ぼす可能性があります。また、乳歯の段階でむし歯ができるということは、そのお子様のお口の中はむし歯菌にとって、とても住みやすい(むし歯をつくりやすい)環境ということです。永久歯が生えてきたからといってすぐに口の中の環境を変えることは難しいのです。

「さくらんぼクラブ」では、お子様の成長段階に合わせた予防処置はもちろんのこと、「歯医者さんに行きたい」と思えるような関わりを大切にし、ご家族の皆様と一緒にむし歯ゼロを目指します。
また、残念ながらすでにむし歯ができてしまったお子様に対しては、歯医者の道具遊びからはじめ、怖くない、痛くない治療を行いながら、更なるむし歯を作らない予防処置を行っていきます。
私たちと一緒に、大切なお子様の歯を守っていきませんか?

このような考えにご賛同いただける方、ぜひ「さくらんぼクラブ」にご入会ください。
ご希望の方はスタッフまでお声をおかけくださいね。

さくらんぼクラブへの入会条件

◎対象年齢:マイナス1歳から18歳くらいまでのお子様

・さくらんぼクラブの予防プログラムを理解していただける方。
・ご自宅でフッ化物洗口に取り組んで下さる方。
・3ヶ月に1回の通院が可能な方。
・現在妊娠中で、産まれてくるお子様のむし歯ゼロを目指す方。

さくらんぼクラブの入会金・入会特典

◎入会金:未就学児1000円、小学生以上1300円
デンタルノート(お子様の歯を守る連絡帳)、フッ素洗口液の容器、計量カップ、フッ化物洗口代金(3ヶ月分)の材料代として、上記の入会金をいただきます。

◎年会費:無料
年会費は無料です。

(保険診療代はかかります)

フッ素洗口液がなくなったら買い足していただきます。
※デンタルノートの再発行には350円が必要となります。

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◎入会特典
デンタルノートの提示がある場合に限り、お子様の歯の予防グッズ(子ども用はぶらし、歯磨き粉)が、10%offでご購入いただけます。

 具体的なさくらんぼクラブの取り組み

<入会時>

まずはお口の中の現状や生活習慣についてお伺いします。

・お兄ちゃんやお姉ちゃんはいるか
・おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に住んでいるか
・おやつはいつどんなものを食べているか
・歯ブラシの習慣はあるか
・どんな食べ物が好きか
・ご両親はむし歯が多いか、少ないか

その上で、むし歯の原因はないか、どのように予防に取り組んでいけばよいか、一緒に考えていきます。

<オプション>

ご両親のむし歯リスクが高い場合は、唾液検査をうけていただく場合もあります。
(オプション・別途3000円必要)

唾液検査でわかること

◎唾液の緩衝能
酸やアルカリを中性に戻そうとする唾液の働きのことです。食事や間食のあとは、歯の表面が溶け始めます。中性に戻す能力が高い(緩衝能が高い)場合は、歯を再石灰化する時間が長く取れる、溶ける時間が短くて済むと考えられます。

◎ミュータンス菌量
虫歯の原因菌のひとつであるミュータンス菌の数を調べます。歯に付着するプラークの原因となったり、酸を作り出して、歯を溶かしたりするため、むし歯の原因となります。産まれてすぐの赤ちゃんにはこの菌はいません。検査をすることにより、むし歯菌に感染しているかどうか、菌の量が多いか、少ないかを調べることができます。菌の量が多い場合はむし歯のリスクが高いため、定期検診を頻回に行いながら、むし歯予防に取り組みます。

◎ラクトバチラス菌量
ラクトバチラス菌も同様に、むし歯の穴の中にいることが多い菌です。酸性の環境に強く、歯の表面が溶け始めるような環境で増殖していきます。そして、強い酸を作り出し、歯を溶かす原因になっていると考えられます。

<ブラッシング指導・間食指導>

磨き残しを赤く染出すことによって、視覚的に歯ブラシが届いてない場所をチェックすることができます。どのように磨けば、磨き残しが減るのか、間食はどのようなタイミングが良いのか、仕上げ磨きのポイントなどを詳しくお伝えしていきます。

<6歳前後になったら>

後続永久歯があるかどうかのチェックや矯正の必要性判断のため、必要であればパノラマレントゲンや口腔内写真をとって、保護者の方に説明を行います。

<むし歯が見つかった場合>

残念ながらむし歯が見つかった場合、ごく初期の段階であればフッ素等で経過観察を行います。治療が必要な状態であれば、むし歯の治療を行っていきます。
ただし、当院では、むし歯の治療を押さえつけて無理やり行うことはありません。この時期に歯医者に対する恐怖心を植え付けてしまうと、その後の通院を嫌がり、将来的なむし歯治療や予防処置に悪影響を及ぼすと考えるからです。
まずは、バキューム(お口の掃除機)、エアー(風)、水で遊ぶことから始め、機械を口に入れることに慣れていただきます。そのうえで、段階をふみながら、それぞれのお子様に合わせた治療を行っていきます。

<歯のクリーニングとフッ素塗布>

歯磨きを行い、歯科用のフッ素を塗布します。歯石が付いている場合は専用の超音波器具で歯石を除去します。
フッ素を塗るタイミングは3ヶ月に1回を目安にしておりますが、お子様のお口の状況に合わせて、歯科衛生士がプログラムすることもあります。

<ご自宅でのフッ化物洗口>

ご自宅ではブラッシングを頑張っていただき、うがいが可能な年齢になったら
毎日1回フッ化物洗口をしていただきます。

なぜフッ素は歯にいいの??
①初期むし歯を修復(再石灰化の促進)
フッ素はむし歯になりかかった歯から溶け出したカルシウムなどが、再び歯に戻ろうとする作用(再石灰化)を助け、歯の修復を促進します。

②歯質を強化する(耐酸性)
フッ素が歯に取り込まれることでエナメル質が強化され、酸に溶けにくい歯になります。

③むし歯菌の抑制
フッ素の抗菌作用により、むし歯菌の働きを抑え、酸の産生を抑制させます。

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チェックアップファイルより引用

フッ化物洗口ってなに?

当院ではミラノールというフッ化物洗口剤を採用しております。水に溶かして使うという少しの手間はかかりますが、維持費を安く抑えることができるため、こちらをおすすめしています。
・3〜4歳:1回5mlでうがいします。3ヶ月で約2.5包必要になります。
・5~6歳:1回7mlでうがいします。3ヶ月で約3包必要になります。
・6歳〜成人:1回10mlでうがいします。3ヶ月で5包必要になります。

また、水に溶かす手間を省きたい方のために、ビーブランドという液体タイプもご準備しております。

フッ化物洗口の方法

一日1回、指示された量を口に含み、約30秒間薬液が十分に歯面にゆきわたるようにぶくぶくうがいをさせます。その後、薬液を十分に吐き出させます。洗口後30分はうがいや飲食物の摂取を控えてください。

※幼児に使用する場合、まず先に水でうがいかできるか練習をしてください。
※水に溶かす前のフッ化物洗口剤(粉末)は鍵の掛かる子どもの手の届かない場所に厳重に保管して下さい。指示どおりフッ化物洗口剤を水にとかして作ったフッ化物洗口液は、濃度の高いものでも0.09%ですから、とくに保管上の問題はありませんが、飲み物と区別して下さい。
※洗口液の調整は使用開始の当日あるいは前日に行い、冷暗所に保管するなどして水が変質しないよう注意が必要です。

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<歯磨き粉の選び方>

フッ化物配合歯磨剤については、世界中で100以上の質の高い臨床研究が行われ、むし歯の発生を抑制することが証明されています。フッ化物配合歯磨剤を使うことで、10本むし歯になるはずの歯のうち、2~3本はむし歯にならなくてすむのです。

フッ化物配合歯磨剤を選ぶ際には、1000ppmに近いものが理想です。
ただし、年齢が低く、うがいがまだ難しいお子様には低濃度のタイプのものを使用するようにしましょう。

6ヶ月(歯が生えてきてから)~2歳児向け

吐き出すことがまだ難しい乳幼児(1~2歳児)には、フッ化物濃度が100ppmと低い泡状あるいは液状のスプレータイプを使用するようにします。

騾∽サ伜・逵滂シ曾縺輔¥繧峨s縺サ繧兔renobigo1.歯磨きをして汚れを落とし、歯をきれいにします。
2.レノビーゴを歯ブラシに適量吹き付けます。
3.歯ブラシで歯全体に行きわたらせてください。

◎お子様には仕上げみがきでお使いください。 使用後の口すすぎ(うがい)は必要ありません。
◎歯が全部生えそろっている方は1回7~8吹き位を目安になります。
◎レノビーゴは小さなお子様が誤って 1本(38mL)を一度に飲み込んでしまっても問題のないフッ素量なので取り過ぎの心配がありません。

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3〜6歳未満
フッ素濃度が500ppmのチェックアップジェル・バナナ味をおすすめします。
やわらかいジェルなので、口腔内全体にすばやく行きわたります。研磨剤無配合のため、泡立ちが少なく、やさしい香味なので、ごく少量の水ですすげます。

sakura7 甘いバナナ味のフッ化物配合ジェルです。
1回の使用量は歯ブラシに5mm程度です。3歳未満のお子様に使用する場合は
3mm程度の少量の使用にしてください。

6歳以上 
フッ素濃度が950ppmのウォーターゲルをおすすめします。ぶどう味でお子様に大変人気があります。

sakura8 この歯磨き粉は研磨剤や発泡剤やが抑えられ、わずかな時間で口の中に分散し、水のようになる歯磨き粉です。
6歳から14歳ではこの歯磨き粉を約1㎝歯ブラシに出して歯磨きを行います。
うがいは10~15mlで1回のみにとどめます。

中学生~大人の方
フッ素濃度が950ppmで、フッ素が口腔内のすみずみまで広がりやすいソフトペーストです。歯や歯肉にやさしい低研磨性で、泡立ちが少なく、やさしい香味なので、少量の水ですすげます。

sakura9 歯科用ハブラシと同じ長さのぶんだけ、Check-Upペーストをのせます。
しっかりブラッシングしたあと。軽く吐き出し、うがいは1回のみにとどめます。sakura10

全年齢対象
フッ素の泡が、口腔内のすみずみまでいきわたるフッ素950ppmの泡状ハミガキです。 きわめてマイルドな香味ですすぎが簡単なので、乳幼児や高齢者に適しています。研磨剤無配合。

sakura11 年齢によって使用する泡の量を調整します。
うがいは1回のみにとどめます。
うがいができない場合は吐き出すだけでもOKです。
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<妊娠中のお母様、お父様へ>

お子様のむし歯予防はお母さんの妊娠中から始まります。
妊娠中のお母さん、お父さんのお口の環境改善(歯石除去やむし歯治療、ブラッシング)を行うことで、出産前にご両親の口の中の細菌数を減らしておくことは、お子様のむし歯予防に大変重要です。
むし歯は感染症の一種です。
ご両親のむし歯菌の数を減らしておくことが、お子様への感染のリスクを減らすことに直接つながるのです。
また、出産前のご両親にキシリトールガムを毎日3粒〜5粒噛んでいただくことも非常に有効です。

例えば・・・食事の際、スプーンや食器を分けているなど、虫歯菌の感染予防に気をつけていらっしゃるご両親も多いと思います。しかし、抱っこしているお子様がお母さんやお父さんのお口を触り、そのままその手を自分の口に入れたとしたらどうなるでしょう。熱い食べ物をフーフーと冷ましたらどうなるでしょう。ご両親の口の中が健康で細菌も少なければ、お子様への虫歯菌感染のリスクを大幅に減らすことができるのです。
お子様のむし歯予防は、まずご両親のメンテナンスから。当院では妊娠中のお母さん、お父さんのケアを大切にしております。ぜひ定期検診にご来院ください。

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